元恋人の浮気相手に生活費として振り込んであげた十万円と同額の何かを私にしてあげようと思ったのに何も浮かばない。というより実家の父も母も弟も無職で私は就労継続支援を在宅で利用している身なのでぱっと使ったりできない。そのことに自己嫌悪を覚える。旅行も考えたけれど節約しないととどうしても思ってしまう。家計簿は項目を絵文字にすることで続いている。
結局。私は他人のためならば時間や金銭を使える。心も。それは弟が問題行動を起こすようになったから私だけは良い子で居てほしいという親の都合によるもので実際は今も昔も都合の良い子だ。アダルトチルドレンに関する本を改めて読もうかとも思うけれど何だか泣きたくなってしまう。飲酒する父と無視する母と暴力を振るう弟。私の風景はずっと十代の頃で止まっている。相貌失認もその頃から酷くなった。
でも。と打ってそれらを打ち消す言葉が浮かばない。短歌で入選したこともその結果として弟が暴れてビジネスホテルでの生活を経て今の生活に移る原因になったのだから悲しい。でもやはり書くことは続けたい。インターネットの作品に救われてきた十代の私は今も私の中に存在する。というより体が成長して老化しても心はもう育たないようだ。化石だから。十代の夢ばかり見る。現実より現実感が有って楽しい。