こんにちは、ハザマです。
現在の仕事に就いてまだ2ヶ月弱なので、 その40倍ほど働いていた前の仕事のことはまだ記憶に新しい。 ついこの間のことのように……というか実際ついこの間だ。
今日ふと思い出したのは、 今の仕事でお客さんに説明していたとき、 自然と口から前の仕事でよく使っていた言い回しが出てきたからだ ろう。
そのままなんとなく、 前の仕事でお世話になった人のことを思い出していた。 関わった人たちにはけっこうちゃんと挨拶をしたというか、 それなりに義理は果たしたつもりだが、 その人には多分直接話さなかったと思うし、 私が辞めたことを人事異動のお知らせで知ったかもしれな…… いやさすがに誰か言ったか。 噂が回るのが死ぬほど早い会社だったからな。
仕事に真摯で、しかし気分にややムラがあり、 それが悪影響を及ぼすとまでは言わないが、 人によってはやりにくさを感じるような人だった。 でも世間話もするし、冗談も言う。 気難しいと一度思ってしまうと付き合いにくく感じるのかもしれな いが、私は思わなかったし、 自分が思ったことを正直に言ってくれるほうが助かると常々感じて いる私としてはやりやすかった。 お互いに嘘をつかない人間という意味では相性は悪くなかったのか もしれない(あちらがどう思っていたかは知らないが)。
前の会社に入って半年くらいのころに、数ヶ月同じ店で働いた。当然ですが今より若く、(これは今もですが)バカな私は仕事でもそれ以外の世間話でも「めんどくさい」が口癖だった。その人は「おめえすぐめんどくさいって言うのやめろ!」と叱ってくれた。そこまでハッキリ言われたのは初めてで、私は笑って、じゃあ言わないようにしようと思った。
無意識にため息をついたら怒られて、無意識に空返事をしたら怒られた。でも私はそれが心地よかった。
いつからか私は「めんどくさい」と口に出さなくなって、若い後輩が「えーめんどくさーい」と言うのを、「仕事なんだからいちいちそんなこと言わないでやりなさい」と思えるようになっていた。
ヴェルタースオリジナルみたいな感じになってしまったが、今でも根っこはめちゃくちゃめんどくさがりで、別に私の性格は何も変わっていない。ただほんの少し姿勢が変わっただけだろう。しかし大人になってそのほんの少しを変えることがどれだけ大変か、そのきっかけをくれる人、見つけられること、気づくことがどれだけ大事で、今までどれだけ見逃してきたか、考えることもある。
もしこの先あの人と会って「急に辞めてごめんなさい」なんて言ったら絶対に怒られるから言わない。というかそんなことを言わなくても怒られるに決まってる。
だからもし会うことがあれば、いつもどおり嘘をつかず、真摯に向かい合おうと思う。むしろ、怒られなかったら少し寂しいかもしれない。「怒らないんですね」と言ったら、「うるせえ」と笑うだろうか。
では、わずかな帰省の準備をしなければならないので本日はこのへんで……。